2020/06/05 10:55




NODAL Column vol.2

【足袋型の可能性】


NODALの靴下は足袋型に特化したプロダクトとなっています。


今回は、足袋型の靴下はまだまだ市場に浸透していない中で

なぜ足袋型にこだわっているのかを書かせていただきます。


・足袋を製造している会社だからこそ謳えるストーリー

・足袋型という形が持つ可能性

・市場に浸透していないからこその差別化


このような項目に沿って書いていこうと思います。


まず

足袋を製造している会社だからこそ謳えるストーリー

について。


僕の会社は今は主に靴下を製造し、卸をメインとしているのですが

始まりは足袋を製造する会社だったんです。

そして、足袋は現在も徳島の鳴門にある工場にて製造しており、

「足袋屋であり靴下屋でもある」

というのが特徴です。


僕自身学生時代に足袋というものに出会い、プロダクトの観点から興味を持ち色々勉強し知識を蓄えました。

調べていくうちに足袋型ってすごく可能性のあるものなんだなと感じ(これについては後で書きます)

ここまで足袋についてのノウハウや知識を持っているのは足袋を製造している会社ならではの強みだなと思いました。

同時に、この歴史ある足袋屋という背景(ストーリー)は他にはない貴重なものであると感じました。


「足袋屋が作った足袋型に特化した靴下のブランド」


というわかりやすいプロダクトコンセプトを考えるににはあまり時間はかかりませんでした。




ただ、足袋型がいくら良いと言っても何がいいのかなど、そしてどうやって伝えていくのかなど、解決すべき問題はたくさんあります。


そこで、足袋型の特徴を伝えるためのポイントとして

「消費者が容易にイメージできるものか」

という課題を立てました。


足袋というと和風、着物のイメージが強いですが、地下足袋などは鳶職の方々も履かれています。

なぜ鳶職の方が地下足袋を履いているのかというと、親指が独立していることにより地面をつかみやすくなるためです。

上記の例えはなんとなくイメージがつきやすいかと思います。

要するに、足袋型の機能的よさを伝えるためにはその機能(地面をつかみやすい)が活かされるジャンルに落とし込むのが良いと考えました。


そこで、NODALの方向性として「ストリートスポーツ」というジャンルを軸に定めました。

なぜストリートなのかと言われるとまた僕のダンスの話になるので今回も割愛させていただきますが

ストリートカルチャー(ダンスやスケボー)などは激しい動きを必要としながらもファッショナブルであるという

「スポーツとファッションの両方を兼ね備えたジャンル」

であると思っています。

ダンスで言うと踏み込みの際に足の指に力を入れることがあります。

そういったときに足袋型の特性が活かされるということです。




NODALのプロダクトの軸としては、機能性はあるがあくまでファッションの一部として成り立つような魅せ方というのを重要視しており

あくまでシティユースとして履いていただけるようなものを目指しています。


なので

・足袋屋が作った足袋型に特化した靴下のブランド

・足袋型の特徴を最大限に伝えれるストリートスポーツという方向性

・それに伴うプロダクトの軸=機能性を兼ね備えたシティユースとしての位置付けのプロダクト


これらがブランドとしての背景に部分にあたります。


最後に、市場に浸透していないからこその差別化についてです。


これは単純に、靴下業界全体を俯瞰してみた時に足袋型というジャンルが市場を占める割合がまだまだ少なく

基本は先丸、次いで5本指といった感じです。

データ自体は伏せますが、色々調べていくうちにわかったのは、

単に需要がないから足袋型が浸透していないのではないということでした。


なので僕は足袋型というものを知らない層に向けてもっとアプローチしていけるような流れを作れば

足袋型はもっと普及していくのではないかと考えました。


あとは、足袋型という特徴を持たせることにより他ブランドとの差別化を測ろうと思いました。

個人的意見ですが良くも悪くも靴下はプロダクトとしては完成しきっているものだと思っています。

なので従来のブランドにはない雰囲気(魅せ方)が必要だと感じました。


足袋型に特化しているため、今はニッチなブランドではあると思いますが(むしろそっちの方がかっこいい)

このブランドを通してもっと足袋型を履いていただける人が多くなれば良いなという思いのもと、今後動いていきます。







以上で今回のコラムは終わりです。

まだまだ言葉足らずで伝わりにくい部分多々あるかと思いますが

今後とも何卒よろしくお願いいたします。


NODAL

樋口